平四小第1第2児童クラブ出張タグラグビー教室
8月6日~7日、夏休みの真っ只中、平第四小学校児童クラブ様の生徒たちに出張タグラグビー教室を実施してきました!
これまで高坂小や泉小など、生徒を対象とした授業の一環として出張教室を実施してきたのですが、今回はいわき市学童保育連絡協議会様のご協力をいただき、市内学童を対象とした出張教室を実施しました。
私たちの活動に多大なるご理解とご支援をいただいた学童連絡協議会事務局長、理事長をはじめとする事務局の皆様、そして今回の教室のために色々と準備していただいた平四小第1第2児童クラブの指導員の皆様、ありがとうございました。この場を借りて改めて御礼申し上げます。
出張教室前半戦
今回の出張教室は、午前中のなるべく涼しい時間を用いて、2日間に分けての開催となりました。
1日目は第1児童クラブ、2日目は第2児童クラブといった具合です。
なるべく涼しい時間に開催…を目指してはいたのですが、2日間ともに朝から酷暑。体育館も蒸し風呂状態。
コーチ陣も早めに来て、用具の準備もそこそこに体育館の扉という扉を全開放し、開始に備えます。
これだけ暑いと、とにかく気をつけなくてはならないのが熱中症です。プログラム編成も細心の注意を払い、運動量を損なわず、かつ、こまめに休憩を挟めるように編成しました。
そんなプログラムは二日共通のものにしました。最初は楕円形のボールに慣れてもらって、感触を確かめつつ、ボールの投げ方や、相手へのパスの放り方などを指導しました。
前半戦を締めくくるのは金曜教室でもお馴染みのリレー走。
ボールをバトン替わりにして、相手にしっかりと受け渡します。リレーの中で、ボールを置く動作や、投げる動作、走る、止まるなど、スポーツにおいて重要な動きを取り入れます。
さて、運動量を上げて、すっかり身体が温まったところで、いよいよ後半戦に向けてタグを装着します。
出張教室後半戦!
後半はタグベルトとタグを装着し、いよいよタグラグビーっぽいことをやっていきます。
まずはタグの取り方、返し方を教え、1対1のタグ取りゲーム、そして3対1でタグを狙う泥棒から王様を守る、王様泥棒ゲーム。
写真は1対1のゲームの模様です。写真をよく見ると、逃げる側は左手でおでこをガードして、不意に頭同士がぶつかっても大事に至らないように安全上の工夫をしています。
夢中になって取り組むと、どうしても怪我などのアクシデントが起きてしまうのはスポーツの宿命なのですが、こうやって練習メニュー1つ1つにそういったリスクを軽減するための工夫が散りばめられています。
タグの取り方や返し方を一通り体験したところで、最後は今回学んだことの総仕上げとなる「ボール運びゲーム」です。
体育館一面を使い、コートを設置。2チームが出てきて、それぞれアタックとディフェンスに分かれます。
アタックはボールを一つ持って、時間の許す限り何度もアタックして、相手陣地奥にあるカゴにボールを入れていきます。
ディフェンスは定められたライン上に横一列に立ち、カニ歩きで動きつつ、アタックチームのタグを取ります。
大まかなルールはこんな感じです。
ディフェンスはタグを取ったら、サイドライン上で相手にタグを返さなければならないので、アタックチームにとってはその隙がチャンスになります。
アタック側はタグが仮に取られてしまっても、味方にとってはチャンスを作ることになるので、生徒たちも積極的に前に進もうとします。
これがこのゲームの良いところです。相手をかわすことに自信のない子でも、味方がチャンスを作ってくれる場面が何度も生まれます。
コーチも声を掛け合って、ディフェンスがあいた部分を教えたりして、非常に盛り上がっていました。
平四小第1第2児童クラブの皆様、ありがとうございました!
今回、平四小第1第2児童クラブ様で出張教室をやっていて感心したのが、生徒の飲み込みの速さです。
話を聞くときも、きちんとコーチの話に耳を傾け、実際にやってみると私たちが想定してきた以上のレベルで消化するので、本当に驚きました。
また、とにかく暑く、コーチ陣も生徒も頭からつま先まで汗だっくだくでしたが、2日間ともに熱中症になる人も出ず、予定していたプログラムを全てこなすことができました。
学童を対象とした出張教室は初の試みでしたが、こうして無事に終われたのは、指導員の皆様の日頃の指導の成果と、惜しみないご協力の賜物だと思います。
私たちとしても非常に助かりました。そして、なにより生徒とともに楽しく充実した時間を過ごすことができました!
ありがとうございました!